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草木の命が日々太陽や雨や風などに出会い、新たな姿へ変化することが「和」なのです


OUTLINE

茶道、華道、能楽など、日本の伝統芸能・文化は、身体性に根差して共有する独自の空間を展開することによる「教養」を培ってきました。しかし、コロナ禍を経た現在、伝統芸能・文化などは、対面を中心とした三次元での身体的、文化的な体験を味わうことの限界に直面するとともに、その必要性も改めて問われています。

「身体」を通じて伝承されてきた日本の古典文化と教養は、オンラインでも共有できる経験なのか、あるいは、対面に「戻る」ことが必須なのか。「身体」的経験による「文化」のアイデンティティはどこにあるのか。「身体」と「教養」のシリーズでは、茶道、華道、能楽など、その道の第一人者としてご活躍の先生方をお迎えし、「身体」を通じて伝えられる「文化」や「教養」の特質とその可能性、今後について、オンラインによるコミュニケーションを共有しながら考えます。

第三回となる今回は、室町時代後期以降、常にいけばな界の中心的な役割を担い続けてきた池坊の次期家元・池坊専好先生に、枯枝さえもみずみずしい若葉や色鮮やかな花と同じ草木の命の姿と捉え、美を見出し、新たな姿へ変化させる「和」の心の真髄についてうかがいます。

2022年 3月17日 開催

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ORGANIZER

佐伯順子(さえき・じゅんこ)
佐伯順子

同志社大学社会学部メディア学科教授
1961年東京生まれ。学習院大学文学部史学科を経て、東京大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化博士課程満期退学。学術博士(東京大学)。国際日本文化研究センター客員助教授、帝塚山学院大学教授などを経て現職。『遊女の文化史』、『「色」と「愛」の比較文化史』(サントリー学芸賞、山崎賞)、『「女装と男装」の文化史』、『明治<美人>論──メディアは女性をどう変えたか』、『男の絆の比較文化史──桜と少年』など著書多数。

GUEST PROFILE

池坊専好(いけのぼう・せんこう)
池坊専好

華道家元池坊 次期家元
いのちをいかすという精神に基づき、西国三十三所の各寺院やニューヨーク国連本部で世界平和を祈念した献花を行っている。また、音楽や能、テクノロジーなどの他分野とのコラボレーション活動も展開している。

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